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 リセリアが部屋で硬直している頃、所変わって生徒会室でも何やら揉め事があったようだ。普段は決してあるはずの無い、廊下まで聞こえるほどの怒声がその生徒会室から響いていた。

「私は反対です!! 何故あのような輩を、この学院の筆頭である生徒会に加えなければならないのですか!! それに彼女は、この学院自体に相応しくありません!!」

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「あぁっ!! いったい何なんだよ!!」

 自室のベットに飛び込みながら、朱音は今日一日溜まりに溜まったストレスを吐き出していた。その声は反響することも無く、ただただ壁に吸い込まれていく。誰からの返答も無い。
朱音しかいないのだから、答えが返ってくる筈も無いのは百も承知なのだが、その静寂が余計に神経を逆撫でする。


「ロザリィ?本当にあんな奴を、生徒会に引き入れるつもりなの?」

 ロザリィの隣を歩いていたアリアは、不満げにそう言いながら顔を顰めた。今日は半日で学校が終わったこともあり、廊下に居る生徒たちはいつもよりずっと少ない。もう少し時間が経てば、校内には生徒会役員しか残らないだろう。


「ふぅ……」

 数学で使う教材を手に持ちながら、ミリアは軽く溜息を吐く。廊下では、いつもの事なのだが、自分の事を見ながらヒソヒソと囁く声が聞こえていた。軽蔑や疎んじるその視線に、ミリアはいつもと同じように、肩を縮こませながら廊下を歩く。一メートルはある教師用の三角定規を教室まで運びながら、ミリアは悩む。


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プロフィール
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高野秋示
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38
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男性
誕生日:
1986/10/31
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自己紹介:
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小説を書いてるWADAとはまた別の人
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