×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
短編リンク
管理人やWADAの書いた短編が置いてあります。
感想フォームは無いので、作品にそのまま感想を書いてください。
作者:高野秋示
《sora》
数年前に書き上げた、作者高野秋示の処女作。まずはこれを読んで作者の痴態という弱みを握ろう!
作者:WADA
管理人やWADAの書いた短編が置いてあります。
感想フォームは無いので、作品にそのまま感想を書いてください。
作者:高野秋示
《sora》
数年前に書き上げた、作者高野秋示の処女作。まずはこれを読んで作者の痴態という弱みを握ろう!
作者:WADA
PR
バイトの帰り、学校帰りの学生たちに紛れるようにして電車の中で揺られていた。
会話をする相手もいなければ、メールを打つ相手も居ない。ただ耳元のイヤホンから流れる音楽に身を任せ、窓越しに景色を見ていた。
流れていく灰色のコンクリート、寒色系の屋根、暖色系の瓦。その上に覆いかぶさる空は、もう夜の青さを含んでいる。
しばらく眺めていると、見慣れた風景が流れ込むようになり、無意識に上着のポケットの中の定期券を確かめた。
『毎度ご乗車ありがとうございます。次は、○○駅。次は……』
会話をする相手もいなければ、メールを打つ相手も居ない。ただ耳元のイヤホンから流れる音楽に身を任せ、窓越しに景色を見ていた。
流れていく灰色のコンクリート、寒色系の屋根、暖色系の瓦。その上に覆いかぶさる空は、もう夜の青さを含んでいる。
しばらく眺めていると、見慣れた風景が流れ込むようになり、無意識に上着のポケットの中の定期券を確かめた。
『毎度ご乗車ありがとうございます。次は、○○駅。次は……』